Kintoneで、承認申請をしたあと、作成者が引戻しできるようにしたいケースがあります。
標準機能ではできませんが、少しカスタマイズすることで実現できますのでご紹介します。

完成イメージ

承認待ちのステータスで、
申請者は「引戻し」をすることができ、

承認者は「承認する」または「差戻し」ができるようになります。

プロセスの設定

アプリを新規作成し、下記のようにプロセスを設定します。

[2.ステータス]に下記のように、未処理、承認待ち、承認完了、差戻し、引戻しを設定しておきます。

[3. プロセス]で、「承認待ち」の場合下記のように設定しておきます。
作業者：
・次のユーザーのうち1人
・承認者（下記のケースではdev3が承認者です）と作成者

プロセスのボタンは下記の順に設定します：
・承認する
・差戻し
・引戻し

カスタマイズ用ファイル：
1. 下記引戻しJSファイルをダウンロードします。
2. Zipファイルになっていますので、解凍後js拡張子がついているファイルを使います。

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ダウンロード用リンク送信

先程作ったアプリの設定画面から、設定＞JavaScriptカスタマイズをクリックし
先程のJSファイルをアップロードします。
アップロードして下記のような形で表示されればOKです。

アップロードが終わりましたら、[保存]を押し、[アプリを更新]をクリックします。

レコードを作成し、申請します。
作成者（Jin）と承認者（dev3）のうち誰か一人の実行が必要と表示されます。
「実行」をクリックして申請します。

申請後、ステータスは「承認待ち」に変わり
作成者には「引戻し」のボタンが表示されます。

「引戻し」を実行すると、ステータスは「引戻し」に変わり、再申請することができます。

「承認待ち」のステータスで、承認者には「承認する」と「差戻し」のボタンが表示されます。

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